闘病日記

闘病のための日記です。一応、傷病名は自閉症スペクトラム障害、統合失調症となっております。精神障害者保健福祉手帳一級、障害年金受給者。毎日22時には更新したいと思っています。せっかちなのでもっと早く更新するかもしれません。

2020.07.23

夕方起き、抑うつがひどい。のんのんびよりという高濃度のエプソムソルトの塩水に浸かる。

のんのんびよりというアニメは、キャラが田園風景の中、橋から川に飛び込む。そして、川に浮かぶ。俺は、人生がつらいから、感覚遮断装置に浮かぶ。魚心あれば水心であり、キャラたちはなりふり構わずその僕が入っている感覚遮断装置に、夏海が素手で掴んだめちゃくちゃでかい鯉を入れてくる。僕は驚いて、僕は今のんのんびよりを見ていたんだということを思い出す。牧歌的な風景、それは郷愁を駆り立て、過ぎ去ったが消え失せないものをまた感得させるようである。

れんげ、蛍、夏海、小鞠。その他、全員が欠落してはならない。それは予定調和のようであり、無限小まで後退させ、どこか全てを許させる。青春の愛惜を知らないキャラたちは、「何して遊ぶ?」と楽しげである。その、自己形成空間という子供が様々な他者、自然、事物と関わり合う中で徐々に織り成されていく意味空間という相互に交流し合う舞台は、もはや僕らにとっては永遠に失われた好機である。僕はスクリーンを眺めながら、ただただ嘆息をもらす。