闘病日記

闘病のための日記です。一応、傷病名は自閉症スペクトラム障害、統合失調症となっております。精神障害者保健福祉手帳一級、障害年金受給者。毎日22時には更新したいと思っています。せっかちなのでもっと早く更新するかもしれません。

2020.07.18

なかなか寝付けず、起きたのは15時半頃。ふとLINEを見ると、瞬時に飛び込んできたのは三浦春馬自死に関するニュースであった。そのあとは、気圧され、何もする気が起きなくなった。今日一日何もしていない。正直なところ、その俳優に対して特別感情を抱いていた訳ではないが、存在は知っており、また「死亡」という字面と、緊密であるように感じている僕は、誰しもが社会組織の成員であるとして、僕のようなものが死んでも、珍しくもないと思うだろうが、その美貌や、才能、そういったものが付与された根本的動機である一日の不可避性のある時の中にいるような人物が死ぬとは、人々は及びもつかないことだと思うから、疑念に晒された。自死の内実はわからないし、もしくは内実を失っていたからこその自死であると思うが、現象学的には、意識は虚構であると言われる。鏡に映すような面対称に移すこと、つまり、意識は鏡映化の中で経験され、僕と彼の関係、直接的な関係はないが、その意識の中に彼は存在し、そこにあるのはその意識を可能にする素材であり、それは極めてプラグマティックに洗練されていると僕は思う。それはその素材を含んだ、志向性を持つ。その点において僕は彼に撃ち抜かれるという役割を持った。憐憫の情などはつゆも思わなかった。そう、彼は自死をすることによって、潜在的な心像を呼び覚まし、または付与し、彼は僕の中で初めて名前の由来の通り、初めて「天空を元気に駆け上がっていく駿馬」のように、そこで初めて生き始めた。そう、彼は生きている。